花を通じて天浜線の魅力を高めたい。
地域の団体・企業と協力した活性化。
「地域活性化」という言葉をよく耳にします。それは、町や近隣地域を単位とした比較的小規模の取り組みから、行政や国が関与する大型プロジェクトまで、短期・長期を含め実に様々なカタチで存在しています。
そしてそこには、純粋な「こころざし」をもった主体者とそれに賛同する参加者が協働するスタイルで取り組みが実施されています。
その取り組みは、どれもが清く、そして熱い姿勢で貫かれています。
今、私たちは、それぞれの利益という目的とは別のもっと価値の高い大きな財産を獲得するために、より広い視野で生きることが期待されているのかもしれません。
静岡県西部エリアの掛川市と湖西市を結ぶ天竜浜名湖鉄道(通称/天浜線)は、かつての国鉄時代から、静岡県が主導する第3セクターによる運営に移行した現在も、沿線地域の学生・お年寄り・市民のみなさんの移動手段として大切な役割を果たしています。また、全国的に見ても、鉄道は単なる移動手段にとどまらず、文化的価値を持つとともに観光資源としての側面があります。さらに、鉄道が存在することが、地域のブランド価値を高めていると言っても過言ではないでしょう。
私たちは、この大きな価値を持つ天竜浜名湖鉄道を舞台に、花を通じて「地域活性化」を目指していこうと考えています。
「花のリレー・プロジェクト」は、浜松いわた信用金庫と天竜浜名湖鉄道、はままつフラワーパークが一体となって新たな沿線の魅力を生み出していくプロジェクトです。5年先、10年先の地域を考え、企業や団体、市民のみなさんと一緒に誇りある未来を手に入れるための活動です。地域を愛する気持ちをひとつのカタチとして表現する場として、「花のリレー・プロジェクト」は、みなさんの参加をお待ちしています。
2018年11月29日 常葉大学前駅での植栽活動にて